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気象庁は25日、7〜9月の3カ月予報を発表した。勢力を強める太平洋高気圧と、中国大陸から日本上空へ延びるチベット高気圧に二重に覆われて厳しい暑さとなる可能性があり、熱中症への注意を呼びかけた。 予報によると、東日本(関東・東海地方など)や西日本(近畿以西)の3カ月の平均気温は「平年並み」となる確率が30%で、「高い」が最も大きく60%、「低い」は10%とした。 背景には、温暖化の影響で中緯度帯の高温傾向が続いていることや、今年秋にかけての発生確率6割とされるラニーニャ現象(南米ペルー沖の水温低下)がある。同現象が起きると、日本は暑い夏になりやすい。 一方、6月の関東甲信地方は梅雨入りが遅れた影響で、上・中旬の平均気温が平年を1度上回り、日照時間は平年の約1.5倍あった。25日の最高気温も千葉県茂原市で33.7度、東京都心で31.8度など、各地で連日の真夏日に。湿度も高く、体にこたえる暑さとなった。(宇佐見昭彦) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。