警察庁は、バスやトラックの運転に必要な大型・中型などの免許にも、AT免許を導入する方針を固めました。

現在、トラック運転するには大型・中型などの免許、バスにはその二種免許の取得が必要で、さらに、運転手みずからギアチェンジを行うMT免許しか選択肢がありません。

しかし、警察庁や日本自動車販売協会連合会によりますと、去年1年間に販売されたバスのおよそ9割トラックのおよそ7割がAT車で、いずれも大幅に普及していることなどから、警察庁は道路交通法施行規則などの一部を改正して大型・中型などの免許にもAT免許を導入する方針を固めました。また、警察庁によりますと2022年中の、普通自動車免許とタクシーなどの運転に必要な二種免許の合格者のうち、およそ73%がAT限定免許でした。

AT限定免許の運転者が増加する上、今後、バス、トラックともに運転手の数が大幅に減っていく見通しのなかで、AT免許を広げていくことで運転手不足に歯止めをかける狙いもあるということです。

この改正案について、警察庁はあすから来月18日までの間パブリックコメントを実施したうえで、正式に決定する方針です。

改正されれば、2026年4月から27年10月1日にかけて順次、施行していくことにしています。

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