リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が影響しているとみられる、岐阜県瑞浪市の井戸などの水位低下問題について、JR東海は地下水の流れが変化したことが原因と推定されるとの見解を示しました。
リニア中央新幹線のトンネル工事が進む、瑞浪市大湫町ではことし2月に、井戸やため池などの水位の低下が確認されています。JR東海は、トンネルの掘削工事を中断していて、5月20日からトンネルで確認された湧水を減少させるため、薬液を注入する工事を始めています。
JR東海は23日に開かれた環境影響評価審査会で、トンネル工事で水を通しやすい地層を掘削したことで、地下水の流れが変わり、地下水がトンネル側に流れたため、井戸水などが低下したと推定されるとの見解を示しました。
JR東海は今後、ボーリング調査を実施し、地下水の流れなどを調べる方針です。
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