国賓としてイギリスを公式訪問中の天皇陛下が、テムズ川に作られた世界最大の可動式の治水施設を視察されました。
日本時間のきょう午後7時前、陛下はロンドン市内の「テムズ・バリア」に到着し、出迎えた関係者らと挨拶を交わされました。
ヘルメット姿の陛下は、水門の上に架かる橋から笑顔で手を振り、コントロールルームや内部をおよそ1時間半にわたって熱心に視察されました。
この施設は、1982年に高潮などによるテムズ川の氾濫を防止するために作られた世界最大の可動式の治水施設です。
水問題の研究をライフワークとする陛下は、1983年から留学したオックスフォード大学で「18世紀におけるテムズ川の水運の歴史」の研究に取り組んでいて、今回、テムズ・バリアの視察を希望し、訪問が決まったということです。
陛下は、25日から皇后さまとともに国賓として公式行事に出席し、チャールズ国王と再会されます。
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