昏睡強盗の被害総額は2000万円以上とみられます。

 6月22日、昏睡強盗などの疑いで逮捕された大阪・北新地のバー「Monica」の経営者で中国籍の董春雨容疑者(40)ら女5人。董容疑者らは今年4月、客の男性(40代)に酒を飲ませて昏睡状態にして、財布から現金約6万円を奪ったうえ、クレジットカードを勝手に使い約8万円をだまし取った疑いなどがもたれています。

 捜査のきっかけは度重なる警察への被害相談でした。相談の内容は…

 『強引な客引きで店に連れていかれ、ホステスに強い酒で酔わされた。記憶にないカード決済がある』

 系列のバーも含めるとこうした被害相談は2年間で約60件あり、被害総額は2000万円以上にのぼるとみられています。

 また、被害にあった男性は「ハイボール2杯を飲んでから記憶がない」と話していて、呼気からは1リットル当たり約1mgと高い濃度のアルコールが検出されたということです。

 警察は董容疑者らの認否を明らかにしていません。

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