福岡県行橋市の川で、箱罠に入った状態の猫を水中に沈めて死なせ、死がいを捨てたなどとして、警察は66歳の農業の男性を逮捕・追送検し捜査を終結しました。

男性は「糞尿による悪臭や農業被害に困っていた」「2年で約60匹の猫やアライグマを殺した」などと供述しているということです。

廃棄物処理法違反と動物愛護法違反の疑いで逮捕・追送検されたのは福岡県行橋市に住む農業の男性(66)です。

男性は2024年3月4日から19日にかけて行橋市を流れる祓川で、箱罠に入った状態の猫を水中に沈めて死なせ、川に死がいを捨てた疑いが持たれています。

今年2月に保健所の職員が「川に複数の小動物の死がいがある」と通報。警察が猫やアライグマなど36匹の死がいを発見し、防犯カメラなどの捜査から男性の関与が浮上しました。

警察によりますと、男性は自宅の倉庫やビニールハウスに、キャットフードやイチゴなどのえさが入った市販の罠を少なくとも3か所に仕掛けていたということです。

取り調べに対し、男性は容疑を認めたうえで「猫の糞尿による悪臭やアライグマなどによる農作物の被害に困っていた。猫を駆除するために捕まえて殺した。猫などの死がいを川に捨てることは自然に帰すことになるので悪いことではない。2022年3月ごろから2024年3月下旬ごろまでの間に約60匹の猫やアライグマを殺した」などと供述しているということです。

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