博多駅前の路上で元交際相手の女性を殺害したなどとされる男の裁判員裁判で、検察側は、男に懲役30年を求刑しました。

元飲食店従業員の寺内進被告は去年1月、ストーカー規制法に基づく「禁止命令」を受けていたにも関わらず、元交際相手の川野美樹さんを博多駅前の路上で待ち伏せしてつきまとったうえ、胸や頭などを包丁で多数回突き刺し、殺害したなどとされています。

これまでの裁判で寺内被告は、「刺したことは間違いないですが、待ち伏せしたことは違います」と起訴内容を一部否認していました。

24日の論告求刑で検察側は「短絡的かつ自己中心的な犯行動機に酌量の余地は皆無。無慈悲な意思決定は厳しい非難に値する」などとして懲役30年を求刑しました。

判決は6月28日に言い渡されます。

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