きょう23日(日)は九州から東北にかけて土砂降りとなり、警報級の大雨となるおそれがあります。特にこれまでの大雨で地盤の緩んでいる九州を中心に、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

■梅雨末期並みの湿った空気流入
梅雨前線や低気圧が近づき、この低気圧や前線に向かって梅雨末期並みの非常に湿った空気が流れ込みそうです。そのため九州から東北にかけて土砂降りの雨となり、局地的には傘が役に立たないような非常に激しい雷雨となるおそれがあります。

□あす24日(月)朝までの24時間予想降水量(多い所)
▼東海 200ミリ ▼関東甲信、北陸、九州北部、九州南部 150ミリ ▼近畿 120ミリ ▼中国 100ミリ ▼四国 80ミリ

大雨による土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫などにも警戒が必要です。

■雨でも気温高くジメジメ体感
非常に湿った空気と同時に暖かい空気が流れ込むため、雨でも気温は高くジメジメとした体感でしょう。最高気温は東海から西で28℃前後、関東から北は25℃前後の所が多くなりそうです。梅雨明けしている沖縄は晴れて、那覇は32℃まで上がるでしょう。奄美でも晴れて暑くなりそうですので、奄美では梅雨明けの発表がありそうです。

■あさって25日(火)にかけて九州南部は雨量増加
梅雨前線がゆっくり南下するため、あす24日(月)にかけて大雨が続くおそれがあります。あさって25日(火)朝までに、九州南部では多い所でさらに120ミリの雨が降る予想です。いったん雨が弱まったりやんだとしても、崩れやすい所には近づかず、安全を第一にお過ごください。

■週後半は西~東日本で再び大雨おそれ
西~北日本はこの先も梅雨空が続くため、東北はきょう23日(日)にもようやく梅雨入りの発表がありそうです。また、西~東日本は週後半に再び大雨となるおそれがあります。これまで以上に蒸し暑くもなりますので、この先は雨の降り方と熱中症に気をつけた方がいいでしょう。

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