地震で被災し仕事を失った漁師の生活の糧にしてほしいと石川県珠洲市では港の安全確認を行う警戒船の業務を学ぶ講習会が開かれました。

珠洲市では、地震で船を失ったり港の復旧が進んでいなかったりなどの理由で未だ多くの漁師が漁に出られない状態が続いています。

こうした中、珠洲市や能登町出身の関西在住者でつくる「関西珠洲会」が港などでの工事海域に他の船の進入を防ぐ警戒船業務のノウハウを活用し、漁師たちの収入源を確保しようと今回、講習会を企画しました。


漁師・宮崎宜夫さん
「海を眺めていて漁に出られないというもどかしさ、悔しさというか。今後のなりわいをしていく上では必ず必要な事業の一つ」
関西珠洲会・坂本成昭顧問
「何とか生活の糧となる仕事を作ってあげたいなと、皆さんに呼びかけた」

22日は珠洲市に住む漁師ら50人あまりが参加し、受講証明書を受け取った参加者は今後、港や護岸の復旧工事で警戒船業務にあたる予定です。

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