4月17日午後11時14分、豊後水道で発生した最大震度6弱の地震。

地震の規模を示すマグニチュードは暫定値で6.6。

東海地方では岐阜県の輪之内町や愛知県の飛島村、三重県の津市や紀北町で震度2を、また名古屋市など広い範囲で震度1を観測しました。

南海トラフ地震の評価検討会の委員を務める、名古屋大学の山岡耕春(やまおか こうしゅん)名誉教授は、「南海トラフ地震への影響は小さい」との見解を示しています。

(南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会 山岡耕春委員)
Q今回の地震のメカニズムは?
「南海トラフからフィリピン海プレートが日本の下に沈みこんでいる。その内部で発生した地震。プレートは沈み込むと変形が非常に大きくなるので、その変形によって引き起こされた地震だと考えればいいと思います」

Q震源は深かったが被害の広がりは?
「基本的には深い所にあったということで、揺れの大きさは少し小さめに出ているはず」

Q南海トラフ巨大地震との関連は?
「南海トラフ地震との関係はないとは言い切れないと思いますが、少なくとも気象庁の南海トラフ評価検討会の招集基準よりはだいぶ下回っているので、影響そのものは無視できるくらい小さいと考えればいいと思います」

Q東海地方への影響は?
「基本的には直接はないと考えていい。東海地方の人が心配することは特にないと思えばいいと思います」

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