「クラシック界のスーパースター」と呼ばれる世界的ピアニスト、ラン・ランさんが「news23」で生演奏。ラン・ランさんが子どもの音楽教育に力を入れている理由とは。
音楽教育を世界の子ども達に届けるプログラムを実施
上村彩子キャスター:
ラン・ランさんは、日本にも縁があるとお聞きしましたが、どのようなことがあったのでしょうか。
ピアニスト ラン・ランさん:
初めて日本に来たのは13歳の時でした。ラーメンが美味しく、漫画が好きなので嬉しかったことを覚えています。ディズニーランドに行けたことも楽しい思い出です。
上村キャスター:
演奏していただいた2曲には、どのような思いが込められているのでしょうか。
ラン・ランさん:
一曲目は坂本龍一さんが作曲した曲です。心に響いてくるような美しい曲で、坂本さんに捧げるつもりで弾きました。
二曲目は「白鳥」という曲です。とても美しい曲で、音楽を愛する方にもおなじみの曲だと思います。心を込めて、感情的・情感的に演奏しました。
喜入友浩キャスター:
子どもたちへの音楽教育にも力を入れているということですが、どのような思いから取り組まれているのでしょうか。
ラン・ランさん:
15年前から音楽教育を世界の国々の子ども達に届けるプログラムを行っており、現時点で大体200以上の学校が参加しています。全ての子どもが音楽を学ぶ権利があると思っています。
私自身ピアニストなので、ぜひ子どもたちに楽しくピアノを弾くことを学んでもらいたいと思い、この教育を続けています。
私は音楽によって人生が変わったので、皆さんも音楽で素晴らしい人生になることを願っています。
上村キャスター:
今後、どのようなことを目標にしていくのでしょうか。
ラン・ランさん:
これからもっと音楽教育の学校が増えていくことを望んでいます。そしてクラシック音楽を聞く方が増えて、皆さんに楽しんでもらいたいです。2025年の2月に日本でリサイタルを開く予定なので、シューマンやショパンなどを皆さんの前で演奏したいと思います。
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<プロフィール>
ラン・ランさん:
ピアニスト。中国生まれ。「クラシック界のスーパースター」と呼ばれる。米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」に。北京五輪で演奏後、約4000万人の中国人がピアノを学び始め “ラン・ラン効果”と言われる社会現象に。
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