気象庁は21日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より14日、昨年より13日遅く、1951年の統計開始以降、6月22日に梅雨入りした67年と2007年に次ぎ3番目に遅い。太平洋高気圧の北への張り出しが弱いため梅雨前線がなかなか北上せず、記録的に遅い梅雨入りとなった。

傘を差してスクランブル交差点を歩く人たち=21日、東京都渋谷区で

 21日は九州南部に大雨を降らせた前線上の低気圧が本州南岸沿いを東へ進んだ影響で、関東地方も広く雨雲に覆われた。東京都心では総雨量が40ミリを超えるまとまった雨となった。  気象庁によると、関東では22日に一時的な晴れ間がのぞく見込みだが、向こう1週間は前線や低気圧の影響を受け、おおむね雨や曇りの梅雨空が続く見込み。  東海地方と近畿地方の梅雨入りも21日発表された。いずれも平年より15日、昨年より23日遅い。(宇佐見昭彦) 

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