気象庁は21日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表しました。
過去3番目に遅い梅雨入りとなりましたが、なぜ遅くなったのでしょうか?
SBCの坂下気象予報士が解説します。

坂下気象予報士:
梅雨入りが遅れた理由の一つとして日本の上空を流れる偏西風が影響しています。


平年は西日本から東日本付近を流れていて、その南側に雨をもたらす梅雨前線が停滞しやすくなりますが、今年は、偏西風が南に蛇行しています。

このため、梅雨前線がなかなか北上できなくなっていたことが、梅雨入りが遅れた原因の一つと考えられます。

古畑キャスター:
梅雨入りが遅くなったとなると、今年の梅雨の期間はいつもより短くなるのでしょうか?


坂下気象予報士:
これまで梅雨入りが遅かった年の梅雨明けの日にちに注目してみると、実は、大きなばらつきがあるんです。

更に、雨の降った量を比べてみても、年によって全然違います。

古畑キャスター:
ということは、今年の梅雨の長さや雨の量を推測するのは難しいということなんですね。

坂下気象予報士:
ただ、雨の降り方については、短い時間に一気に降るという傾向が多くなりそうです。

最新の情報に注意して雨への備えをしてください。

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