交通事故で小学1年生だった娘を亡くした富士川町の男性が中学生らに講演し、突然大切な家族を失った無念さや苦悩した経験を語りました。


石坂正継さん:
「自転車に乗って、足をついて左右を確認したところに居眠り運転の車が入ってきて、5mくらい飛びました。即死だったそうです」

昭和町の押原中学校の生徒や保護者およそ800人の前で講演したのは富士川町の石坂正継さんです。

交通事故で亡くなった美穂さんのランドセル

1991年の9月21日、当時、小学1年生だった石坂さんの娘・美穂さんは自宅前の路上で前方不注意の車にはねられその後、帰らぬ人となりました。



石坂さんは突然、大切な家族を失った無念さや妻が事故があった道を通れなくなるなどの当時、苦悩した経験を語り、生徒たちに日ごろから家族や友人に感謝することの大切さを伝えました。

講演を聞いた生徒は:
「聞いていて心が少し苦しくなった」
「『ありがとう』『さようなら』『またあした』という言葉を忘れずに頑張っていきたい」


また会場には美穂さんが使っていたランドセルや上履きなどが展示され生徒たちは命の尊さをかみしめていました。

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