きょう、山形市の蔵王温泉で登山をしていた71歳の男性がクマに襲われ、頭や顔などにケガをしました。
県内で今年起きたクマによる人的被害は2件目です。
矢野秀樹アナウンサー「男性がクマに襲われた現場は、蔵王温泉街に向かう登山道の途中だったと見られている」
警察や山形市などによりますと、けさ6時半ごろ、山形市蔵王温泉スキー場の菖蒲沼ゲレンデ付近の登山道で、登山中の71歳の男性が藪から出てきたクマに襲われました。
男性は、頭と顔、肩にケガをしましたが話せる状態で、自力で山形駅近くのホテルに行き従業員が119番通報しました。
県内で今年起きたクマの人への被害は今回で2件目となります。
男性は蔵王温泉街から入山しおよそ1時間後、登山道でクマに襲われたとみられています。
矢野秀樹アナウンサー「登山道に繋がる一般道。やぶに目をやるとクマが好むブナがたくさん生い茂っているのが分かる」
実際に登山道を歩いてみると、傾斜のある道を囲むように木々がはえています。
矢野秀樹アナウンサー「こちらのブナの木、縦に筋状の跡がついている。クマの爪痕かもしれない」
今回の被害に関係があるかはわかりませんが、動物がつけたとみられる痕跡が確認されました。
県によりますと、県内でのクマの目撃件数は例年5月から急激に増加しています。
県内でのクマによる人的被害は山で多く発生しているとし、クマの出没情報があったところには近づかないよう呼びかけています。
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