水産物の卸売り業を手がけてきた石川県七尾市の「笠井水産」が、金沢地裁から破産手続きの開始決定を受けました。負債総額はおよそ1億2400万円です。

民間の信用調査会社帝国データバンク金沢支店によりますと、笠井水産は1985年に設立され、七尾公設地方卸売市場から仕入れた水産物や冷凍魚を、他の地方卸売市場や七尾市、能登町などの鮮魚店やスーパーに販売してきました。

ピーク時の1995年4月期ごろの売り上げは、およそ8億6000万円でした。

しかし、同業他社の新規参入や高額な鮮魚の取り扱いが減ったことなどから経営状況は悪化し、債務超過の状態が続いていました。

先行きの見通しが立たず、笠井水産は1月1日に事業を停止し、6月7日金沢地裁から破産手続きの開始決定を受けました。

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