京都・知恩院の国宝「三門」の柱に落書きのような傷が見つかった事件で、僧侶が取材に対して「言語道断だ」と話しました。
(記者リポート)「京都・知恩院の国宝の三門ですが、手のひらほどの大きさの落書きのようなものがあります」
警察によりますと、京都市東山区にある浄土宗の総本山・知恩院で国宝に指定されている「三門」の柱に、硬いものでひっかかれたような複数の傷が見つかり、警察が文化財保護法違反の疑いで捜査しています。
6月20日、知恩院の僧侶が取材に応じました。
(知恩院 新谷仁海執事)「大変私どもはショックを受けておりますし、言語道断だと思っております。(傷をつけた人は)自分の心にも傷がついているのではないかと私は思っております」
知恩院でこうした被害があったのは初めてだということで今後、文化庁などと相談して修繕方法を検討する方針です。
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