脳に重い障がいがあった男性が死亡前日に結んだ自宅を売却する契約を巡り、遺族が
契約書が偽造された疑いがあるとして、6月21日にも不動産会社を刑事告発することがわかりました。

 判決などによりますと、2022年、大阪市に住んでいた柳発秀さん(当時51)は病死する前日、不動産会社と自宅を売却する契約を結んでいました。

 この契約を巡っては今年5月に大阪地裁が、契約書などに直筆の署名がなく、柳さんが交通事故による脳の重い障がいの影響で認知機能が低下していたことなどから「契約書は死亡後に作成された疑いが強く意思に基づかない契約だった」として会社側に賠償を命じる判決を言い渡しています。

 関係者によりますと遺族らは、不動産会社が売買契約書を偽造した疑いなどがあるとして、21日にも刑事告発する方針だということです。

 不動産会社の代表はMBSの取材に対して「意思の通りに契約し不正はなかった」と話しています。

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