取り壊しが決まっている富山市の市営住宅「奥田団地」で、富山市が営業を続ける理容店に立ち退きを求めた裁判で19日、富山地裁は理容店に建物の明け渡しを命じる判決を言い渡しました。

老朽化した奥田団地は2021年に取り壊しが決まり、市は住民と店舗に対し、去年3月末までの退去を求めてきましたが、現在はカナヤ理容店だけが営業を続けています。

判決理由で富山地裁の矢口俊哉裁判官は「相当額の立ち退き料が提示されており、明け渡しを求めることに正当な理由があることが明らかである」などとし、立ち退き料として市から1014万円の支払いを受けるのと引き換えに店の明け渡しを命じました。

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