富山県議会で19日、秋の県知事選に再選出馬を表明している新田知事に旧統一教会との関係を問う質問があり、新田知事は旧統一教会と関係について明言しませんでした。

共産党 火爪弘子 県議:「県平和大使協議会の幹部が個人として新田知事支援に前向きな姿勢を示したと報道されました」

質問の発端となったのは、旧統一教会の関連団体が先月開催したシンポジウムです。4年前の知事選で新田知事に組織的な選挙応援を行った県平和大使協議会の鴨野守代表理事が個人として選挙応援に前向きな姿勢を示しました。

県平和大使協議会 鴨野守 代表理事:「私は私の仲間に新田先生をまた引き続き応援できないか呼びかけるようなそういう気持ちはございます」

鴨野氏の発言を受けて火爪県議は「トップの意向は組織の動きにつながる」として次のように述べました。

共産党 火爪県議:「知事が意識していなくても向こう側にとって知事は広告塔だったわけですから、簡単には離しません。毅然とした言葉を使わなければ関係を切ることはできないでしょう」

富山県 新田知事:「旧統一教会はこれまでも元信者などから訴訟が提起され損害賠償請求が認められた事例が複数あり、コンプライアンス上の問題がある団体だと認識しております。コンプライアンス上の問題がある団体とまたその関連団体とは関係を持たないこのことは、令和4年8月9日の定例記者会見で、約束すると申し上げて以降これまでも繰り返し明確に申しあげて続けてまいりました」

新田知事は旧統一教会との関係断絶を明言しませんでした。

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