裁判のやり直し、再審が始まった「袴田事件」の判決が9月に予定されていることを受け、仙台弁護士会が街頭活動を行い、死刑制度の是非を考えてほしいと呼びかけました。

弁護士:
「多くの方は、死刑の実態をご存じないのではないでしょうか」

仙台市中心部では19日、仙台弁護士会の弁護士たちが街頭に立ち、チラシを配りながら死刑制度の実態や是非について考えてほしいと呼びかけました。

静岡で1966年に一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんについては裁判のやり直し、再審が始まり、9月26日に判決が言い渡される予定です。

仙台弁護士会 齋藤拓生弁護士:
「人の命を絶つという死刑制度が維持できるのか、そのことを問うているのが袴田事件だと思います。死刑の問題を我がこととして日本の社会の問題として一緒に考えていただければ」

仙台弁護士会 齋藤拓生弁護士

仙台弁護士会は、死刑制度について考える市民集会を7月6日に開くことにしていて死刑に立ち会った経験がある元刑務官の講演などが予定されているということです。

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