ウェブサイトの解約料などとして、新潟県加茂市に住む60代男性が現金130万円をだましとられる被害に遭っていたことがわかりました。警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、男性の携帯電話に今月9日、実在する通信事業者グループの職員を名乗る男から電話がありました。
男は「あなたは2023年6月にウェブサイトを契約しています。未納料金があり、解約料を払ってほしい。このままだと裁判になります。解約料は30万円です」などと話したということです。
男性は契約した覚えがないなどと説明したものの、男に言葉巧みに騙されてしまい、金融機関のATMから指定された口座に30万円を振り込んでだまし取られたということです。
その後も、男性のもとには「個人情報保護委員会」の職員を名乗る男などからも立て続けに電話がかかってきたと言います。そして「ほかにも2つ契約したサイトがあります」「あなたの携帯電話から電波が出て複数の人が被害に遭っており、訴訟になる」などと言われたということです。
男性は解約料や保険金名目で、さらに50万円を2回振り込みました。被害金額は合計130万円に上ります。
男からは「振り込んだお金の大部分は返却する」などと説明されていたものの、返金がなく不審に思った男性は金融機関などに相談し、警察に届け出ました。
警察は特殊詐欺事件として捜査を進めています。

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