宮城県加美町などの畑で試験栽培されている「畑(はた)わさび」が順調に育ち、19日、初めての収穫作業が行われました。

畑わさびは、2022年から大崎市と加美町の5か所で試験栽培されていて、初収穫を迎えました。

このうち、加美町の氏家賢司さんの畑では、2022年11月に苗を植えておよそ60センチまで育った畑わさびを1株ずつ根ごと抜き取ていきました。氏家さんらは、初めての収穫に手応えを感じていました。

生産者 氏家賢司さん(76):
「思ったよりは(茎が)太ってくれた。よくここまで成長してくれた」

畑わさびは、主に茎の部分が業務用などとして出荷されます。去年夏の猛暑の影響はほとんどなく、10アールの畑でおよそ2トンの収穫が見込まれています。

生産者 氏家賢司さん:
「(苗を植えてから)18か月で収穫ということで喜びもひとしお。出荷でどの位の評価がもらえるか。そのあたりで皆さんに(栽培を)勧められるかどうか」

生産者 氏家賢司さん

畑わさびは、大崎地方の新たな特産品にしようと、県大崎農業改良普及センターの呼びかけで今年は、大崎市と加美町、それに色麻町の10戸の農家が、合わせて8.2ヘクタールで栽培しています。収穫した畑わさびは全て、名古屋のメーカーに出荷されます。

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