警察の要請に応じて事件の捜査などにあたる「嘱託警察犬」の審査会が、18日に青森市で開かれました。2024年は、警察犬として指定されている犬種のほかにも、秋田犬などが挑戦しました。

嘱託警察犬は、警察の要請に応じて事件の捜査や行方不明者の捜索にあたる民間で飼育された犬です。

18日は県警察学校で審査会が行なわれ、シェパードやゴールデンレトリバーなど47頭が参加しました。

審査会では、犯人の足跡を追いかけて、現場に残した遺留品を見つける試験など4つの科目が行われました。

指導手 音喜多雅さん
「物品を全部見つけて、指示してくれたのでよかったです」
Q.ご褒美になにをあげますか?
「ささみのジャーキーをあげようと思います」

18日は、1962年に審査会が始まって以来初めて、秋田犬やウェルシュコーギー、ミニチュアダックスフンドが参加しました。

このうち秋田犬でオスの大輔(おおすけ)5歳は、訓練の成果を発揮することができませんでした。

指導手 大北礼子さん
「難しかったのですが、練習をまたして来年につなげたい」

警察によりますと、2024年に入り嘱託警察犬が出動した回数は102件で前の年の同じ時期よりも36件増えています。

審査結果は来週発表され、合格すると7月1日から1年間、嘱託警察犬として活躍します。

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