新潟県 新発田市の田んぼにアイガモ ロボットの進化版が登場しました。有機農業に取り組む農家の悩みを解決してくれるかもしれません。

「オーガニックビレッジを宣言します」

新発田市が18日に行なったのは、地域ぐるみで有機農業を促進する「オーガニックビレッジ宣言」です。
今後、農薬や化学肥料を使用しない有機米の生産量を増やすことなどを目標にしていますが、

有機農業に取り組む上で農家を悩ませるのが雑草です。

【二階堂馨 新発田市長】「私も小さな農家だったんですけど、一番農作業で難儀なのが草取りですよ」


そこで、除草剤のかわりにアイガモを泳がせて雑草を駆除しています。

しかしアイガモが野生動物に襲われないように周りにネットを張るなど新たな負担も…
そこで、新発田市と長岡技術科学大学が開発を進めているのが新しいタイプのアイガモロボットです。

すでにあるアイガモロボットとの一番の違いは、この車輪です。

【長岡技術科学大学 滝本祐也 博士】「車輪にすることで、雑草を踏みつけて埋没させたり、浮かすことができるのが特徴です」

まだ開発中ということで、動きは少しぎこちないですが、猛暑で水が少ない田んぼでも移動でき、最終的には田んぼから田んぼまで自動で移動するということで、農家へ頼もしいロボットとなりそうです。

【長岡技術科学大学 滝本祐也 博士】「10年後にはもしかすると、田んぼがなくなる未来も想定されているので、それより前にできるだけ早く実装させるのが大きな目標です」

新発田市は、国の交付金を活用して農家のロボットの購入を支援していくということです。

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