5月に新潟県 上越市でふ化した国の特別天然記念物コウノトリのヒナに個体を識別するための足環(あしわ)が取り付けられました。

高さおよそ10mほどの電柱の上にあるコウノトリの巣。ひな4羽がそっと運び出されました。

上越市で先月6日に親鳥がひなに餌を与えるしぐさが確認され、ふ化したと推定されています。

コウノトリがふ化しひなが誕生するのは県内では始めてです。
「くちばしの幅、25.01cm」

この日はひなを捕獲し体重や体長などを計測。足環を装着する作業が行われました。

足環は個体識別のためのいわば名札のようなものでコウノトリの研究や管理に役立てられるということです。

【兵庫県立コウノトリの郷公園 吉沢拓祥 主任飼育員】「1ペアがいるとその子どもたちも戻ってくる可能性もありますので、この吉川という地区からコウノトリが新潟県に広がっていくきっかけになるのかなと。すごく順調に育っていますので巣立ちして、そのあとどこに飛んで行ったのかも興味をもって見ていただければと思います」

専門家によりますと巣立ちまではおよそ1か月ほどということです。

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