新潟県の新発田地域振興局を舞台にした官製談合事件を受け、県に問題点や課題などを提言する有識者会議の初会合が開かれました。

この会議は、事件に至った背景や県庁全体の組織風土の問題点、内部統制の課題などについて、外部の有識者から提言を受けるために設置されました。

新発田地域振興局をめぐっては、当時の農村整備部長が公共工事の入札で業者に予定価格を漏らしたとして有罪判決を受け、その後の県の内部調査で歴代の農村整備部長7人も予定価格などを業者に漏らしていたことが分かっています。

17日の会議では委員から組織の雰囲気や風土が事件を招いたのでは、という指摘があり、歴代の部長から聞き取った内容をより詳しく共有してほしいと求めたということです。

【有識者会議 中村葉志生 座長】
「新発田特有なのか新潟県庁特有の問題なのかというのはこれからのヒアリングとか議論にかかってくると思います」

有識者会議は早ければ年内に提言をまとめたいとしています。

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