大阪地検特捜部による冤罪事件で無罪が確定した不動産会社の元社長が国に賠償を求めている裁判で、主任検事が出廷し、当時の検事による取り調べについて「逮捕・起訴前に確認した記憶はない」と証言しました。

 プレサンスコーポレーションの元社長・山岸忍さん(61)は、学校法人の土地取引などをめぐる横領事件に関与したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されましたが、無罪が確定して国に賠償を求めています。

 6月18日の裁判には、当時の主任検事が出廷して、部下の検事による恫喝的な取り調べについて「山岸さんの逮捕・起訴前に確認した記憶はない」という証言を繰り返しました。

 当時の検事らへの証人尋問は18日で終わり、山岸さん側は当時の特捜部長も証人として請求する予定です。

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