自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件の裁判で、安倍派の会計責任者がキックバックについて、「会長からの指示を受けてから、派閥の会員に連絡した」と話しました。

自民党安倍派の会計責任者・松本淳一郎被告(76)は派閥のパーティー券収入や議員へのキックバックなどの収支、あわせておよそ13億5000万円を収支報告書に記載しなかった罪に問われています。

きょうの弁護側からの被告人質問で松本被告は「ノルマはどれくらいにすれば良いかを私が案を考えて、清和会の会長に説明した」「会長からの指示を受けてから、清和会の会員にノルマ分を連絡した」と説明しました。

また、「キックバックをやめる動きはあったか」と聞かれると…

松本被告は「おととし3月ごろに当時の安倍会長からキックバックのやり方に問題があると指摘を受けた」「幹部会議でやめることが決まったが、ある幹部から『キックバックをしてほしい議員がいる』と相談を受け、その後の会議で続けることになった」と話しました。

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