県りんご協会のリンゴの結実量調査が17日に始まりました。一部の地域では、受粉できない「カラマツ」被害も見られているということです。

リンゴの結実量調査は、県りんご協会が県から委託を受けて毎年この時期に行っていて、17日は弘前市下湯口の斉藤 力さんの園地で調査が行われました。

主力品種のふじなどを調べたところ、斉藤さんの園地では病害虫などによる被害もなく、十分な実の量が確認されました。

一方で、県りんご協会によりますと、5月末から6月の上旬にかけて行った巡回では、ふじや早生ふじを中心に開花後の低温などの影響で受粉できない「カラマツ」被害も、一部の園地で見られたということです。

県りんご協会 工藤貴久技師
「極端に着果量が少ない木も確認していますので、今年だけの生産だけではなく、来年も考えたうえで極端に少ない場合は本来ならせないところにもならせて、受精を適正に維持するのも1つだと思います」

調査は19日まで県内約80の園地で行われ、結実状況をとりまとめます。

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