原爆投下後の広島に医薬品を届けたジュノー博士の記念祭が行われました。

スイス人の医師、マルセル・ジュノー博士の記念祭は、広島県医師会などが主催して毎年、命日の6月16日前後に開かれています。医療関係者のほかボーイスカウトなどの子どもたち、約150人が参加しました。

ジュノー博士は、終戦直前に赤十字の一員として来日。広島に原爆が投下された後の1945年9月に15トンの医薬品を広島に運び込み、自らも被爆者の治療にあたりました。この行動で1万人以上の命が救われたとも言われていて、1979年には記念碑が建てられました。

広島県医師会 松村誠 会長
「博士の人道支援、核兵器廃絶を実現すべく活動を続けていきたい」

主催者は、ジュノー博士の勇気ある行動を、記念祭で若い世代に伝えたいとしています。

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