徳之島全域に発表されていた土砂災害警戒情報は、16日午前9時半に解除されましたが、島内では、床上浸水や土砂崩れなどの被害が出ています。

奄美地方に停滞している梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、奄美地方では、大気の状態が非常に不安定となっています。

今月10日の降り始めから16日午前5時までの雨量は、徳之島の伊仙町で534.0ミリ、天城町で456.5ミリで、この2つの町では、平年の6月ひとつき分の1.5倍~1.2倍になっているほか、天城町は、24時間雨量が6月の観測史上1位を更新しました。

この大雨のため、伊仙町では、4か所で土砂崩れが発生し、通行止めとなっています。

また、町内の4世帯が床上浸水し、9人が避難しているということです。

他にも、徳之島町の15か所、天城町の2か所で土砂崩れが発生、町道などあわせて15か所が通行止めとなっています。

大雨が弱まったため、鹿児島地方気象台は、16日午前9時半に、徳之島全域に出していた土砂災害警戒情報を解除しましたが、徳之島と沖永良部島の全域、与論町に引き続き、大雨警報が継続されています。

17日午前6時までに予想される24時間雨量は、奄美北部で60ミリ、南部で100ミリです。

気象台は、引き続き局地的に土砂災害が発生する場合もあるとして、注意を呼び掛けています。

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