降り続く大雨のため徳之島町、天城町、伊仙町では土砂災害の危険度が高まっています。県と気象台は土砂災害警戒情報を出し、土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。

梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州南部・奄美地方では大気の状態が非常に不安定となっています。15日夜のはじめ頃にかけて、非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。

県の雨量計によりますと屋久島町の口永良部島では、15日午前6時半までの1時間に83ミリの猛烈な雨が降りました。

10日の降り始めからの総雨量は伊仙町で384ミリ、天城町で355.5ミリ、瀬戸内町古仁屋で305ミリとなっています。

15日午前11時現在、徳之島町、天城町、伊仙町に大雨洪水警報が和泊町、伊仙町に大雨警報が発表されています。

また、避難指示が徳之島町全域およそ5700世帯に、高齢者等避難の情報が天城町全域およそ3000世帯と伊仙町全域およそ3500世帯に出されています。

15日予想される1時間雨量は多い所で、種子島・屋久島地方と奄美地方で50ミリ、大隅地方で40ミリ、薩摩地方で30ミリとなっています。

16日午前6時までに予想される24時間雨量は種子島・屋久島地方と奄美地方で180ミリ、大隅地方で100ミリ、薩摩地方で80ミリとなっています。

気象台は奄美地方南部では土砂災害に厳重な警戒を呼びかけるとともに、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。

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