一般拝観を再開した曹洞宗の総持寺祖院。入り口の灯籠は倒れたまま残る=15日午前、石川県輪島市
能登半島地震で被災した曹洞宗の総持寺祖院(石川県輪島市)が15日、5カ月半ぶりに一般拝観を再開した。巡ることが可能な区域は限られるが、当面は午前9時から午後3時まで無料で拝観できる。 寺によると、地震で仏殿や大祖堂、山門回廊など国の登録有形文化財となっている全17棟が被害を受けた。通常の拝観ルートを通行できない状況で、折れた柱や倒れた灯籠の修復も進んでいないが、被害の深刻さを伝える意図もあり、倒壊を防ぐ工事などを施して拝観再開にこぎ着けた。 この日は朝から、門の前で写真を撮ったり、境内を散策したりする人の姿がみられた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。