おととし12月、徳島県内の保育施設で当時1歳の男の子が積み木をのどにつまらせケガをした事故があり、警察は園長や保育士ら8人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。

 業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、徳島県内の保育施設の園長や職員ら8人です。

 おととし12月5日午後3時30分過ぎ、徳島県北部の保育施設で0歳児クラスに所属していた、当時1歳の男の子が嘔吐しているのを職員らが発見したということです。背中をさするなどしていましたが、状況が改善されなかったため、職員らは119番通報しました。

 男の子は心肺停止の状態で病院へ搬送されましたが、ドクターカーの中で積み木が取り除かれ一命をとりとめたということです。しかし、男の子は低酸素脳症となり、現在も意思疎通などはできないということです。

 喉に詰まっていた積み木は木製で直径が約2センチ・高さ約3センチの円柱状のもので口の中に入る大きさだったということです。積み木は子どもたちが遊ぶために置かれていたものですが、

 警察は、園長らが0歳児クラスの保育業務にあたり、児童が口の中に入れて喉に詰まらせるおそれがある物を児童に触れさせないよう注意する義務があったにもかかわらず、児童の手が届く範囲に積み木を放置したことで、事故が起き、ケガをさせた疑いがあるとして、14日に園長ら8人を業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。

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