栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁などが先ほど、事件の首謀者とみられる男ら2人を殺人の疑いで再逮捕しました。

殺人の疑いで再逮捕されたのは、▼事件の首謀者とみられる関根誠端容疑者(32)と▼不動産会社経営の前田亮容疑者(36)です。

2人は今年4月、仲間と共謀し、東京・品川区の空き家ガレージで宝島龍太郎さん(55)と妻・幸子さん(56)を殺害した疑いがもたれています。

2人はすでに死体損壊・死体遺棄の罪で起訴されていて、事件をめぐっては実行役や仲介役などの4人も死体損壊と死体遺棄の罪で起訴、その後、殺人の疑いで再逮捕されています。

関根容疑者は、宝島さん夫婦の娘の内縁の夫で、仲介役に殺害の指示をしていたとみられることなどが分かっていますが、その後の捜査関係者への取材で、夫婦の遺体を解剖したところ、夫婦が殺害される前、睡眠薬を飲まされていたとみられることも新たに分かりました。

事件前、宝島さん夫婦が品川区で物件探しをしていた際にふらついて歩く姿が防犯カメラの映像に、写っていたということです。

また、前田容疑者は、同じ日に関根容疑者とともに、自身が管理する品川区東五反田の空き家に宝島さん夫婦を連れて行き、夫婦はその空き家のガレージで殺害されたとみられることなどが分かっています。

調べに対し、2人は黙秘していて、警視庁が動機などを詳しく調べる方針です。

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