去年1年間の「消費者被害・トラブル」の推計額が過去最多となるおよそ8.8兆円に上ったことが今年の「消費者白書」から分かりました。

きょう公表された「消費者白書」によりますと、去年1年間でアンケート結果などから推計された「消費者被害・トラブル」の件数がおよそ2067万件に上り、過去最多となるおよそ8兆8000億円支払われたということです。

前の年よりおよそ2.3兆円増えているということで、「消費者被害・トラブル」に遭遇したと回答した人が前の年に比べて4.4%増えたことや、1件あたりの平均額が上昇したことなどが背景にあるといいます。

また、SNSに関連する消費生活相談も過去最多となる8万404件が寄せられていて、「SNSの広告を見てブランドのバッグを注文したが偽サイトだった」などの相談があったということです。

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