長野県小布施町が発注した上下水道などの公共事業を巡って、工事の予定価格を漏らし入札を妨害したなどとして、町の男性職員と長野市内の72歳の男性会社員が略式起訴されました。

官製談合防止法違反などの罪で略式起訴されたのは、小布施町の61歳の男性職員と、当時会社の相談役をしていた長野市の72歳の男性です。

小布施町役場


男性職員は、上下水道や農業集落排水事業などを統括していましたが、おととし12月、相談役の男性から紹介を受けた会社に3件の工事を落札させようと考え、入札予定価格を漏らしました。

いずれも予定価格は100万円ほどで、携帯電話のメッセージ機能を使って情報を漏らし、受け取った男性も略式起訴されました。

職員は、町に対して「迷惑をかけた、申し訳ない」と話しているということです。

桜井昌季町長は、自身を含めて職員の処分を行うとともに、再発防止対策について検討するとしています。

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