クマの目撃が12日から相次いでいる青森県おいらせ町では、13日だけで10件、12日を含めれば18件の目撃があり、町や警察が警戒を続けています。

体長1mほどあると見られるクマ1頭。12日からおいらせ町内を移動していると見られています。

今野七海記者
「おいらせ町ではけさもクマの目撃情報が相次いで寄せられていて、こちらの百石高校周辺でもクマの目撃が数件あったということです」

おいらせ町では、13日午前5時半から7時前にかけて、百石高校の周辺などでクマの目撃が相次ぎました。その数は、1時間半の間に10件にのぼります。

クマの目撃は12日、海沿いの地域を中心に8件、13日は山側の地域で10件にのぼり、地域を歩き回っていると見られています。

これまで警察や町と連携しながら見回りしてきた鳥獣保護管理員の昆 元実さんは、13日の目撃現場ではクマの足跡など痕跡は見つけられず、現時点ではクマが移動した場所につながる手がかりはないということです。

おいらせ町鳥獣保護管理員 昆 元実さん
「ここで見てからの目撃情報が途絶えたということは、人が歩いているけど、その人たちも見た形跡がないし、どうしたかなと。ちょっと不思議だなと」

小泉記者記者
「近くでクマの目撃情報があったため、こちらの小学校では保護者が児童を迎えに来ています」

これを受け、13日は百石小学校・中学校、それに甲洋小学校の3校は保護者が登下校時の送り迎えをしました。この3校については、クマの目撃情報が13日午後はなく、行方がわからないため、14日以降も子供の送り迎えを求めているということです。

保護者
「やっぱり怖いですよね。今どこら辺をうろついているか分からないから、それがいちばん心配」

「こっちに来て15年近く経つけど、この近くまで来たのは聞いたことがなかった」

町は、クマを目撃した場合は刺激を与えず近づかないように呼びかけているほか、警察などと連携して警戒を続けています。

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