米津龍一気象予報士:

あすのお天気のポイントはこちら。

今年一番の暑さ、さらに天気の急変にも要注意です。

といいますのも、あすは山梨県内は高気圧に覆われる形となりまして、

晴れの天気となります。

予想最高気温が甲府は33℃となりまして今年一番の暑さです。

ただ、あすは上空に冷たい空気=寒気が流れ込みます。これが-9℃以下です。

この上空の気温と地上の気温を足して40℃以上だと天気の急変の可能性があるんですが、

42℃ということで、雲が急に湧いてきて雷雨となる可能性があります。

ですから、あすは熱中症だけでなく、天気の急変にもお気をつけいただきたいと思います。

まず熱中症の話からしていきます。

あすの予想最高気温は軒並み各地30℃以上となりまして、きょうと比べて4℃前後高くなるところが多くなります。
7月下旬から1年で最も暑い時期の気温をさらに上回る真夏並みの気温です。

熱中症というのは気温だけじゃなくて、湿度も関係しています。むしろ湿度の方が割合が大きいんです。7割ほど。ですから甲府と南部で同じ気温なのに、南部の方が南から海からの湿った風が入りやすいので熱中症の危険度が高いんです。
上から2番目の厳重警戒は勝沼、南部、大月となります。これは、激しい運動は中止していただきたいレベルとなりますので、あすはいつも以上に熱中症への警戒をお願いします。

そして天気急変ですが、発雷確率(雷が鳴りやすい確率)を見ていくと、特に中北、峡東、東部の山沿いに降れば、激しくバケツをひっくり返したような雷雨となる恐れがあります。

そして盆地にもその雨雲が流れ込んできまして、あす厄介なのは、上空の風が弱いので一旦雷雲が湧くと長い時間雨が降る恐れがあるんです。ですからあすは、外出の際は折りたたみの傘があると安心です。

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