女子児童が自殺をほのめかしたノートに担任が「花マル」をつけた問題で、両親らが奈良市に損害賠償を求める裁判が始まりました。

 訴状によりますとおととし2月、奈良市の小学校で当時小学3年の女子児童が同級生からいじめを受け、女子児童が自殺をほのめかす内容のノートを提出したところ、担任の教諭が花マルをつけ「You can do it」(あなたならできる)と記入。

女子児童と両親は「いじめ防止対策の義務を怠った」などとして、市に約250万円の賠償を求めて提訴していました。

 6月13日、第1回の弁論が行われ、市は「女子児童が花マルをつけるなどしてほしいとせがんだ」「教諭らの対応に義務違反はない」として、訴えを退けるよう求めました。

 両親らは「不信感や絶望感を感じた。事実が認められ娘の小学校生活が安心したものになることを願いたい」とコメントしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。