サッカー天皇杯は、12日、各地で2回戦が行われ、高知県代表のJFL高知ユナイテッドSCは、J1のサガン鳥栖に1-2で敗れました。2年連続の“ジャイアントキリング”はならず、今年は2回戦で天皇杯の戦いを終えました。

2年連続の“下剋上”を狙う高知ユナイテッドSCは、前節・9日のJFLリーグ戦から3人、スタメンを入れ替えて試合に臨みました。

高知の2回戦の相手は、“格上”J1のサガン鳥栖。試合は、開始早々に動きます。
前半3分、高知は、鳥栖のDF長澤 シヴァ タファリに右サイドを突破されクロスを入れられると、自陣ボックス内で、鳥栖のFWヴィニシウス・アラウージョに合わせられ、ボールはゴールに。いきなり、鳥栖が先制します(高知0-1鳥栖)。

前半3分、高知は鳥栖のDF長澤 シヴァ タファリに右サイドを突破され、ゴール前のFWヴィニシウス・アラウージョに先制ゴールを許す(高知0-1鳥栖)。
前半3分、高知は鳥栖の長澤 シヴァ タファリに右サイドを突破され、ゴール前のヴィニシウス・アラウージョに先制ゴールを許す(高知0-1鳥栖)。

追いつきたい高知は、その後、鳥栖陣内に攻め込みますが、ゴールネットを揺らせない展開が続きます。

そうした中、前半終了間際の42分、高知は、MF高野裕維の中央からのスルーパスにFW小林心が抜け出し、キーパーと1対1の展開で倒され、PKを獲得します。

前半42分、高知はスルーパスに抜け出したFW小林心が倒され、PKを獲得。

そのPKを、FW小林心みずからがしっかりとゴール左上に決め、高知が1-1の同点に追いついて、前半を折り返します。

前半44分、PKをFW小林心が自ら決め、高知が同点に追いつく(高知1-1鳥栖)。
前半44分、PKをFW小林心が自ら決め、高知が同点に追いつく(高知1-1鳥栖)。

高知は後半、同点ゴールを決めたFW小林心に代えて、FW新谷聖基を投入します。
しかし、後半6分、高知は左サイドでパスを回されてクロスを上げられると、自陣ボックス内での折り返しのボールを、再び鳥栖のFWヴィニシウス・アラウージョにゴールへ叩き込まれ、1-2と再度リードを許します。

後半6分、高知は鳥栖にクロスを上げられ、自陣ボックス内での折り返しを鳥栖FWヴィニシウス・アラウージョに決められ、再びリードを許す(高知1-2鳥栖)

また追う展開となった高知は、後半11分、左サイドを崩して最後はMF佐々木敦河がシュートを放ちますが、鳥栖のGKアルナウにセーブされてしまいます。

後半11分、高知はMF佐々木敦河がシュートを放つも、鳥栖GKアルナウにセーブされる。

この後も相手陣内へ攻め込みますが、ゴールが遠く、試合はこのまま2-1で鳥栖が勝利。

2回戦で鳥栖に1-2で敗れ、悔しそうに引き上げる高知の選手たち。

去年は2度の“ジャイアントキリング”で大会を沸かせ、ベスト16まで勝ち進んだ高知ユナイテッドSCでしたが、今年は2回戦で天皇杯の戦いを終えました。

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