福岡県北九州市の小学校で今月実施された健康診断で、複数の児童が担当した医師から「下着の中に聴診器をいれられた」などと話していることが分かりました。

北九州市教育委員会によりますと6月5日、八幡西区の小学校で2年生と5年生の児童合わせて約90人を対象に健康診断が実施されました。

その翌日、保護者から「子供が内科検診で陰部を触られたと言っている」と学校に連絡があったということです。

これを受け市教委は、健康診断を受けた全児童と学校側、健康診断を担当した医師に聞き取り調査を実施しました。

その結果、18人の児童が「下着の中に聴診器を入れられた」「嫌だった」などと話したということです。

健康診断を行ったのは60代の男性医師で、2010年からこの学校で健康診断を担当しています。

市教委の聞き取りに対し、「当初から腸の音を聞いている。医療行為の一環だ」と話しているということです。

この学校では、今月19日にも1年生と4年生に対し、この男性医師による健康診断を実施される予定でしたが、市教委は、市の医師会を通じ、別の医師を派遣してもらう方針だということです。

市教委は、「医療行為だとしても子供のプライバシーや心情に配慮してほしかった」とコメントしています。

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