道産品を国内外にPRする北海道最大級の商談会が札幌市で始まりました。

今年は海外からのバイヤーも多く参加し、道産品に注目が集まっています。

大竹彩加アナウンサー
「商談会の会場です。すごいたくさん人がいますね。全国からかなりの数のバイヤーが集まっていて、会場は熱気に包まれています」

札幌市で、11日から始まった道産品の商談会。

国内外から訪れた2000人を超える流通バイヤーに、自慢の一品をアピールしようと北海道内企業300社以上が参加しています。

こちらは、豚丼のたれで有名な「ソラチ」。

新商品の「ザンギのたれ」に海外のバイヤーも興味津々です。

台湾からのバイヤー
「台湾では、和食のレストランでしか味わえないので、これなら台湾の家庭でもヒットしそう。台湾で見たたことない商品ばかりで、わくわくします」

外国人からも、人気の観光地、富良野から出展したお茶の専門店は、ラベンダーの香りが楽しめる日本茶で勝負をかけます。

東京の空港バイヤー
「お茶とかバームクーヘンとか、空港なので、海外の人にもウケそうな商品を探している」
「目当てのものがいっぱいあって、回りきれるか心配」

さらに、会場の一角にはシンガポールからの出展ブースも。

スナックや本場の味が楽しめる料理のたれなど、日本では見られない加工食品がずらり。

なかでもバイヤーたちの足を止めたのは、日本での流通は初となる、シンガポール名物「チリクラブ」の中華まんです。

大竹彩加アナウンサー
「カニ濃厚ですね。ほどよいピリ辛、最高です」

2023年、北海道内を訪れたシンガポールから観光客は約7万人にのぼり、北海道は、富裕層が多いシンガポールを拠点に、東南アジアでの販路を繋げる戦略です。

北海道経済部 林優香食関連産業局長
「北海道の事業者がシンガポールで販路拡大していくためにも、現地の事業者との連携がとても重要。ネットワークを構築して関係性を深めて、双方の貿易拡大につなげていきたい」

シンガポール食品製造者協会 デヴィット・タン会長
「シンガポールの人は北海道がとても好きです。日本のメーカーの人たちにシンガポールを拠点として、東南アジアにさらに進出していただいて、双方が良い関係になればと思っています」

北海道とシンガポール、「食」を通じた架け橋が繋がり始めています。

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