国会議員に毎月100万円支給される「旧文通費」をめぐり、今の国会での法改正が見送られる見通しとなりました。法改正を求める日本維新の会は反発を強めています。

日本維新の会 遠藤敬 国対委員長
「完全に反故ってのは、ちょっとあり得ないでしょ。そんなことはないだろうと思いたい」

きょう、日本維新の会の遠藤国対委員長が不快感を示したのは、国会議員に毎月100万円支給される旧文通費についてです。

維新は政治資金規正法の改正をめぐる協議に合わせ、旧文通費について、▼使いみちの公開や、▼使わなかった分を国庫に返納するなどの法整備に取り組む合意文書を自民党と交わしていました。

ところが、きょう。

自民党 浜田靖一 国対委員長
「日程は来週の金曜日まででありますので、なかなか厳しいと言えば、日程的に見ると厳しいかなと思います」

自民党の浜田国対委員長は「すぐに解決するような話にはなっていない」と述べ、今の国会での法改正は厳しいとの認識を示したのです。

合意文書で法改正の時期については明記されていませんが、維新は反発しています。

日本維新の会 遠藤敬 国対委員長
「(Q.内閣不信任案の対応に影響するか)その通りです。影響しないはずがない」

維新は自民党の対応次第では、内閣不信任案が提出された場合、賛成する可能性を示唆し、法改正に向けた協議を促しています。

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