滋賀県大津市で保護司の男性を殺害したとして保護観察中の男が逮捕された事件で、男性は自宅で男と面接中に襲われた可能性があることがわかりました。

 大津市の無職・飯塚紘平容疑者(35)は今年5月、近くに住む保護司の新庄博志さん(60)を殺害した疑いが持たれています。警察によりますと、保護観察中だった飯塚容疑者は新庄さんから立ち直りの支援を受けていて、事件があった5月24日は午後7時ごろに面接の予定があり、新庄さんの自宅を訪問。その後、数十分以内に飯塚容疑者とよく似た男が立ち去る様子が付近の防犯カメラに映っていたということです。

 飯塚容疑者は容疑を否認していますが、警察は面接中に新庄さんを襲った可能性があるとみて調べています。

 事件を受けて、大津保護観察所では6月10日から保護観察中の対象者との間にトラブルなどがないか、県内の保護司約480人から聞き取りを進めています。法務省も10日、全国の保護観察所に対して、保護司から聞き取りを行うよう通知を出しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。