オンラインの掲示板で男性の相談に乗るという架空の副業サイトで、副業を希望する女性から手数料をだまし取ったとして、警視庁犯罪収益対策課は11日、詐欺などの疑いで、サイト「サポー(現ピーチリンク)」を運営していた新潟市中央区、職業不詳の加藤真詩容疑者(41)ら26人を逮捕したと発表した。  他に逮捕されたのは、掲示板で女性に架空の相談を持ち掛ける「サクラ」役や、振り込みなどでだまし取った詐取金を回収する「出し子」の男ら。  犯収課によると、グループは副業希望者に対し、「報酬を得るには会員登録と専用回線が必要だ」などとうそを言い、初期費用や回線のバージョンアップの名目で繰り返し手数料をだまし取っていた。2021年から23年にかけ、20~30代の若い女性を中心に約8600人が計19億円の被害を受けたという。  個別の相談(チャット)で女性とやりとりしていたのはグループが用意したニセの相談者で、副業サイトの実態はなかったとみられる。手数料は振り込み、暗号資産、電子マネーなどで受け取っていたという。  逮捕容疑では、共謀して昨年7月17日~9月16日、副業を希望する女性(42)=当時=から、会員登録や専用回線の導入などの名目で約40万円をだまし取った上、この女性ら複数の被害者の被害金129万円を、振り込ませた口座から盗んだとされる。同課はいずれの認否も明らかにしていない。 

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