来年、大阪市で開かれる大阪・関西万博の「国際交流プログラム」に、アフリカ・ギニアの打楽器「ジャンベ」で地域振興を行っている三島村が、鹿児島県内で初めて選ばれました。

来年4月から10月まで大阪市で開かれる大阪・関西万博では、万博をきっかけに参加国と自治体が継続的に交流する枠組み「国際交流プログラム」を設けていて、アフリカ・ギニアの打楽器「ジャンベ」で地域振興を行っている三島村が、県内で初めて選ばれました。

三島村は1994年、世界的ジャンベ奏者のママディ・ケイタさんが来島したことをきっかけに、ギニアと国際交流を続けてきました。2005年からは、全国から若者を募集して島に住んでもらってジャンベを学ぶ留学制度を続けていて、今年度も5人が学んでいます。

村によりますと、国際交流プログラムでは、万博の期間中に開催される「ギニアナショナルデー」での島の子どもたちによるジャンベ演奏の披露や、来年度中にギニアに中学生を派遣して現地の子どもたちなどと交流することなどを計画しているということです。

村は「コロナ禍ではオンラインでの交流を余儀なくされたたため、この機会を生かして、顔を顔を合わせた真の交流に発展していけたら」と話しています。

村によりますと、国際交流プログラムは現在、全国で7府県37市町村で合わせて74件が登録されています。

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