鹿児島大学の食堂で10日から、甑島で水揚げされた魚を使ったメニューの提供が始まりました。

いまが旬、脂がのったきびなごの磯辺揚げや南蛮漬けに、身に甘辛いタレをかけた丼、ブリのフライも。鹿児島大学水産学部の食堂で、甑島で水揚げされた魚を使ったメニュー、全5種類が登場しました。

地魚の消費拡大を図ろうと、水産学部や甑島の水産会社、鹿児島市の卸業者などが企画したもので、今回が5回目です。フライにする魚は日替わりで、10日はブリが提供されました。

(記者)「ブリの身はぎゅっと引き締まっていて、うま味がたっぷり。最後に香草の香りが鼻を抜けておいしい」

県内の去年の漁業産出額は770億円で全国5位でした。一方、鹿児島市の一世帯当たりの魚介類の支出額は6万円あまりと、全国52都市のうち49位です。

10日は学生や地元の人たちが、甑島の旬の味を楽しんでいました。

(学生)「ふわふわで天ぷらとは違った磯辺揚げの味がついていておいしい」

(学生)「(郡元の)キャンパスでは魚の祭りをしていないので、水産キャンパスの面白さ」

(学生)「とろけるように甘くておいしかった」

(一般の利用客)「こんなに大きいものは鹿児島市内で見ない。ごまの風味としょうゆがおいしい」

(鹿児島大学水産学部・鳥居享司准教授)「(鹿児島は)肉や野菜などおいしいものがあるので、魚の消費量があまり多くない。地元にもおいしい魚があるということを会を通じて知ってもらえたらうれしい」

地魚メニューは水産学部の食堂で今月14日まで提供され、学生以外も利用できます。

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