トラックドライバーの働き方改革や輸送運賃の上昇を受け、大手コンビニエンスストアが商品の輸送に鉄道の活用を始めました。その名も「モーダルシフト」です。

10日、新潟県 魚沼市で鉄道用コンテナに積み込まれていたのはファミリーマートのプライベートブランド「新潟県 津南の天然水」7200本です。

この商品はこれまで新潟県 津南町にある製造工場から全国の物流センターまで大型トラックで運ばれていましたが…

今年4月、一部地域の物流センターへの商品輸送を貨物鉄道に切り替える「モーダルシフト」を始めました。

10日はその様子が報道陣に公開され、南長岡駅で貨物鉄道に積みかえられた商品は青森と秋田、静岡へと運ばれます。
この「モーダルシフト」はトラックドライバーの働き方改革で物流の停滞などが懸念される2024年問題や、輸送運賃の上昇を受け、ファミリーマートが去年から実証実験を重ねてきました。

トラック輸送と比べて時間はかかりますが、1日あたりの二酸化炭素の排出量は最大30%、輸送コストは最大10%削減できるなど、メリットもあります。

【ファミリーマート広報部 吉澤悟さん】「貨物鉄道輸送を活用することにより、ドライバーの方の業務時間といたしましては50%程度の削減を見込んでおります。ドライバーの業務時間の削減や輸送コストの削減等につなげてまいりたいと」

ファミリーマートは今後、鉄道での輸送範囲を広げていきたいとしています。

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